私たちのファーストアルバムです。ヴォーカルの近藤がイギリスに行く前に、何とか作っておこうという願いが実ったのはいいのですが、雑な仕上がりになってしまいました。なんといっても、ひるごはん抜きでのレコーディングがきつかった。まあ、とにかく聞いてみてください。このときはまだ、ギターの金子哲也は参加していません。そのかわり、キーボードで伊藤タイスケが参加しています。この時はテープでの提供だったため、B面におまけを収録しました。
曲目
花の虜/花
はじめに
はじめまして、花の虜です。私たちのファーストアルバムを手にしている皆さんに、一言あいさつを申し上げます。
このアルバムは、花の虜の技量・練習量がまだ少ないため、あまりうまいとは言えない演奏に仕上がってしまいました。また間違いも多々ありますが、私たちの精いっぱいの情熱をもって製作いたしました。まだバンドの方向性が手探りの状態であるため、バラバラに感じられますが、逆に大きな可能性を秘めていると、前向きにとらえていただけるとうれしく思います。
「花」の感想をメンバーに聞かせてください。そして気に入った曲が1曲でもあれば、ぜひ知人にもおすすめください。
ところで、B面にはおまけが収録されています。こちらもお楽しみください。
Happiness
相変わらずの routine work 平和な日常
行くあてもない 気にしもしない さえない感情
孤独に慣れ 誰かをまね 「自分って?」と問うて
「あの人のように あいつのように 生きてみたいなあ」
気がつけば なんとなく ここまで生きてきて
人並みにはきっと幸福なんだろ?
ブラインドな未来に投げキッスを さまよう者に花を
眉ひそむる君に日差しを 生きてゆく So Happiness
ふれあいさえ 求められずに この小さな国で
何を思い何を感じ 僕は生きよう
気がつけばここまで 綱渡りの人生
人並みにはきっとついてるんだろ?
安いリアリズムにハイキックを 無垢なハートに花を
連れ添う輩に調べを 生きてゆく So Happiness
空 ~大切な日々~
口ずさむよ 嫌いだったはずの60’s
そよぐ風の リズムに 体をまかせて
懐かしむよ あの頃読んでた LOVE STORIES
重ね合わせてその恋に おぼれていたね
街は今も優しく 僕を包んでくれるよ
はじかれそうな 壊れていきそうな僕を
ひろがる思いに 流されながら生きてくよ
果てのない空を旅する あの白い雲のように
大きなこの愛で 君を映し続けていく
僕の上にある このすんだ青のように
目を閉じてみる 聞こえてくる草花の唄
今までずっと気がつけられなかったこと
夢はいつも強く 僕を運んでくれるよ
大切な日々 無駄じゃなくするため
会いたくなるのは 時が胸をかけ抜けるから
寂しい時には 心あふれさせる愛の言葉
大きなこの愛で 僕らは輝けるはず
つきさすような 眩しい陽の光あびて
陽の光あびて
マーガレット
窓ごしに行き交う人を眺めながら
今も変わらぬ日々を過ごして
次の道程を見つけようとしても
遠い記憶が 足を止める
過ぎし日々は もう過去にうもれ届かず
季節が流れても 君の事を想うよ
通い慣れた公園沿いを過ぎ去るたびに
いつしかのあなたの笑顔が 浮かんでは消えてゆく
舞い上がる木々の響きが 時に胸をしめつけるけど
新しい風はまた吹くよ それを感じにゆこう
今更ながらに思うことは多くて
あの日の自分を悔やんだりもして
失ったものの大切さにつくづく
気づく今日この頃です
街は色づき 移ろい始めているけど
行き場のない胸の内はたち切れぬままで
たわいなく過ごした日々も 時に傷つけ合ったことも
すべてが愛しく思えるけど君は帰らず
そして二人新しい道を 歩んでゆくんだろう
華やいだ時間は 顧みる思い出へと変わって
通い慣れた公園沿いを過ぎ去るたびに
いつしかのあなたの言葉が 浮かんでは消えてゆく
遠ざかる木々の香りが 時に胸をしめつけるけど
新しい花はまた咲くよ それを見つけにゆこう
捜しにゆこう
LIFE
ひとつになる事が 愛と信じてた
思えばその頃がいつよりも楽だった
大切なんだと思えば思う程
深く迷い僕を見失う
また臆病風に吹かれ 自分に嘘をつき出す
苛立ちすら隠しづらくて
せまる時にしめつけられて
知らないうちに他人を裏切ってた
汚くはなりたくないと思っていたけど
そう人は優しさと弱さに 戸惑いながら生きている
そして愛とはあなたを思う優しさと
僕が僕を信じる勇気なんだろう
幾度も破れ わかった気でいた
それでもなかなか難しいもんだね人は
いろんな誤解もすれ違いもあり
でもそれはそれできっと僕なんだろう
そう人は欲望を愛にすりかえやすくて
でも愛とは求めるものじゃなくて
心の中でそっと温めるもの
そう人は痛みを知り許し優しさを育てる
そして愛とはあなたを思う優しさと
僕が僕を信じる勇気なんだろう
きっとそうだろう
果てなき夜に包まれて
わがままに愛したい 閉じこめてしまいたい
がんじがらめにして 縛ってしまいたい
やわらかなほおに そっと手をふれたい
君を惑わすもの 全てを壊してしまいたい Yeah
触れ合う肌と肌で 愛を確かめたい
静寂のmidnight 抱き合って眠りたい
ぬれた唇を 指でなぞりたい
君を惑わすもの 全てを壊してしまいたい
かなわぬ理想とありふれた生活の中で
胸に秘めた想いをどこに埋め込もうか
痛い程せつなくて とける程に愛しくて
蒼き闇の月のように 優しくて妖しくて
憧れや情熱が 時に孤独を導いて あふれる想いも届かず
果てなき夜に包まれて
声を聞かせて そっとささやいて 僕の耳元で吐息を合わせて
柔らかな頬にそっと手をふれたい
君を惑わすもの 全てを壊してしまいたい
はだかる現実と密やかな期待の中で
胸に秘めた想いをどこに埋め込もうか
痛い程せつなくて とける程に愛しくて
蒼き闇の月のように 優しくて妖しくて
憧れや情熱が 時に孤独を導いて あふれる想いも届かず
果てなき夜に包まれて
MY SWEET
ふりかえればいつも二人いっしょだった
手をつないで歩いた 夕やけの河原
口づけると まるで子供みたいに
はしゃいでる その笑顔が愛しくて
MY SWEET SWEET BABY, I LOVE YOU, BABY
きっと変わらない心で守ってゆこう
SO SWEET SWEET BABY, I LOVE YOU, BABY
二人のこの愛 ずっと信じ合おう いつまでも
さみしさがつのる 会えない時間
意地のはり合い そしてすれ違いの日々
だけどもう 涙はいらない
二人だけの想い出 刻んでゆこう
MY SWEET SWEET BABY, I LOVE YOU, BABY
いつもその笑顔で見つめていてほしい
SO SWEET SWEET BABY, I LOVE YOU, BABY
あの日いっしょに見た夢かなえよう いつの日にか
君がうれしくて胸いっぱいの時も
君がつらく悲しくて眠れない夜も いつもそばにいるよ
MY SWEET SWEET BABY, I LOVE YOU, BABY
きっと変わらない心で守ってゆこう
SO SWEET SWEET BABY, I LOVE YOU, BABY
二人のこの愛 ずっと信じ合おう
MY SWEET SWEET, LADY Fu・・・
I LOVE YOU, LADY
(終)
花の虜/花 メンバーによる曲紹介
Happiness
近藤がG兼Voのためかなり苦しんでます。(キーがとても高い)花の虜なりの8ビートのロックです。伊藤一番のお気に入り。金子「あなたは幸せですか?」
空
どこかで聞いたようなコード進行ですが、それはデ・ジャ・ヴュです。少し間のびしているかもしれませんが、楽曲と詩が最もマッチしている曲です。マーガレット
花の虜シングル第1弾という感じの曲です。一番気に入ってもらえると思います。金子「佐賀市に行こう!」
タイスケ「マーガレット畑思い出してください。」
LIFE
じっくり聞いてほしい曲です。金子「僕は生きている。」
タイスケ「口ずさむとき『愛とは~』の『は』を切って歌うように。」
果てなき夜に包まれて
最もへたくそ。Vo、Drともに疲れが顕著に見られます。また、詩・題名ともに古く、80年代の日本のロックみたいです。この曲がかっこいいのか悪いのか、自分たちでは分かりません。金子「僕もあなたも一等星。」
タイスケ「Kbは実はチューバの音を使ってるんです。」
MY SWEET
記念すべき伊藤、近藤共作第一号。究極のラヴソングを作ることが夢です。金子「苺スイート」
花の虜/メンバー紹介
近藤邦仁・・・Vo、G伊藤斉弥・・・Ba
金子大輔・・・Dr
Special Thanks
伊藤タイスケ・・・Kb
All Songs Written by 邦仁&斉弥
おまけコーナー
- ありがとう
- 駅
written by N.I - 夕食の歌
written by D.K with N.I